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17- I- 0024 201 7 年 7 月 2 6 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
新韓銀行
(証券コード:−)【据置】
外貨建長期発行体格付 A+ 格付の見通し 安定的
債券格付 A+
■ 格付事由
(1) 韓国最大の金融グループである新韓ファイナンシャル・グループの中核商業銀行。グループの事業は銀行 以外にカード、証券、保険など多岐にわたり、連結業務粗利益に占める当行の割合は約 6 割である。格付 は、堅固な国内事業基盤、比較的良好な資産の質と相応の資本水準を反映している。他方、制約要因とし て国内の厳しい事業環境や市場性調達への依存度が比較的高い外貨調達構造を考慮している。格付の見通 しは安定的。韓国経済が回復に向かう中で金利に下げ止まりの兆しがみられるが、政府主導で造船・海運 セクターなど企業部門のリストラが進められているほか、家計債務対策も強化されており、事業環境は依 然として厳しい。しかし、当行は堅固な事業基盤や保守的なリスク管理を背景に、安定した収益と健全な 資本水準を維持するとみている。
(2) 国内ではリテール、コーポレート双方の分野で堅固な事業基盤を有する。グループ傘下にカード最大手の 新韓カードも擁し、クロスセルなどの機会にも恵まれている。近年は経済成長の鈍化により事業環境が悪 化する中、SOHO・中小企業や個人向けを中心に顧客基盤を拡充し、資産の質を改善させつつ貸出残高増 を維持してきた。近年増加傾向にあった住宅ローンについては、16 年に政府が家計債務対策を強化した ことを受け、当行としても増加抑制に転じている。
(3) 保守的な与信管理により資産の質は比較的良好に保たれている。17 年 3 月末の不良債権比率、要注意以 下比率はそれぞれ 0. 68%、1. 24%と韓国主要銀行の中で最低水準に維持されている。造船・海運業向けに ついては大口先を抱えているため、今後の景況やリストラの進捗次第で一時的に与信費用が膨らむ可能性 は残る。しかし、これらのセクターに対する与信は総貸出比で限定的であり、リスクは管理可能とみてい る。ウォン建の預貸率は 100%以下で推移し、資金調達構造や流動性は改善が図られている。外貨調達に おいては、市場性の手段への依存度が比較的高く、外貨流動性ポジションの改善が引き続き課題である。 (4) 基礎的な収益力が韓国の他大手銀行比で高い上、与信コストの変動も抑えられているため引当後の利益水
準は安定している。16/ 12 期は純金利マージンの縮小に歯止めがかかったことに加え、貸出増もあり引当 前営業利益が増加した。これにより造船業リストラによる貸倒引当金増加にも拘わらず、最終損益も増益 を確保した。グループ連結でも純金利収入の増加を主因に顧客部門収益が増益となった。
(5) 17 年 3 月末のグループ連結自己資本比率および普通株式等T ier1 比率はそれぞれ15%(当行:15.8%)、 13. 2%(同:13.1%)と相応の水準にある。貸出の増加に伴いリスクアセットは増加する傾向にあるが、 利益の着実な蓄積により資本水準の改善が図られている。バーゼル II 基準適格証券への依存度も比較的 低く、これを全額控除しても自己資本比率は一定水準を確保している。
(担当)田村 喜彦・佐伯 春奈 ■ 格付対象
発行体:新韓銀行(S hinhan Bank) 【据置】
対象 格付 見通し
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対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付
第 5 回円貨社債(2014) 100 億円 2014 年 11 月 12 日 2017 年 11 月 13 日 0. 39% A+
格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2017 年 7 月 21 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:増田 篤
主任格付アナリスト:田村 喜彦
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に「信用格付の
種類と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「銀行等」(2014 年 5 月 8 日)、「銀行持株会社および子銀
行の格付けについて」(2001 年 3 月 15 日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 新韓銀行(Shinhan Bank)
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラス
に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g- 7(a)
項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は J C R のホームページ(http: / / www.jcr. co. jp/ en/ )に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■ 本件に関するお問い合わせ先